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セックスワークサミットに行ってきた!
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2016-09-20 19:00:00
9月18日(日)に開催されたセックスワーク・サミット2016秋@渋谷≪女が語る“AV業界”~現場から見るアダルトビデオの過去・現在・未来~≫
に行ってきました。

今回はAVの現場を、そこで働く女性当事者の視点から語り、そこからアダルトビデオの過去・現在・未来を考えるというテーマ。
登壇者は主催でもあり一般社団法人ホワイトハンズ代表理事の坂爪真吾さん、司会進行を務める編集ライターの赤谷まりえさん。ゲストとして
神田つばきさん(フリーエロライター、AV女優。ドラマ物AVのシナリオライターとして150本以上の脚本を手がける)
かさいあみさん(現役AV女優、数社のプロダクションを経て自社事務所を設立、代表取締役を務める)
川奈まり子さん(元AV女優、「一般社団法人表現者ネットワーク(AVAN)」代表。官能小説、怪談実話など著書多数)
和久井香菜子さん(ライター、AVエキストラとして100本の作品に出演)
と錚々たるメンバーです。
会場内は立ち見が出るほどの満員でクーラーも効かない熱気に包まれています。
AV男優、監督などアダルト関係の方から学生、NPO、メディアと様々な参加者に今のAVへの興味の深さが伺えます。
まず最初のプログラムは神田つばきさん&かさいあみさんのクロストーク。

アダルトビデオ業界を知らない方に説明するような女優、プロダクション、制作会社の関係についてや
流通の仕組みなどをレクチャーするような内容です。
神田さんの話を聞くのは初めてだったのですが大変解りやすい話し方でアダルト業界を知らない方々も興味を持って聞けたのではないでしょうか。
続いてかさいあみさんの講演。

デビューからプロダクションの移籍、自分で事務所を設立するなかで感じたやり甲斐や差別について現役AV女優という観点から話してくれました。
女性向け撮影会の話は面白かったです。
さすが撮影会の時に疑似騎○位で参加者を逝かせてしまう実力者!
続いて和久井香菜子さんの講演、エキストラから見たドラマAVの世界という事で意外とクリーンな制作現場を面白可笑しく伝えてくれます。

CYZO WOMANでの川奈さんと坂爪さんの対談をライティングしているので併せて読んでみて下さい。
なんでも良いですが二人とも凄い早口。
しかも坂爪さんは滑舌も悪いのでテープ起こしは大変だっただろうな~と苦労が偲ばれます。
第四部は川奈さんのAVAN設立と今後の動き、AV演者たちの権利確立についてというテーマで話しますが、前日の夜ズバで話せなかったフラストレーションからか恐ろしいまでのマシンガントーク!

AV出演強要問題で自分の意図とは反して矢面に立たされIPPA(法人知的財産復興協会)の会議に呼ばれ
「どうして私なの!がなり(高橋がなりSOD代表取締役)出てこい!」というエピソードを交えながら
AVANを設立した意図を話しました。
第五部は神田つばきさんの「性の文化は誰のもの」というテーマ。

専業主婦で二児の母だった神田さんが子宮を摘出した事から
「今までやれなかった事を全部やろう!」と離婚。
39歳にしてAVデビュー、脚本講座に通いながらシナリオの勉強をしドラマ物の脚本を書き始めた経緯などを緩急をつけた話術で会場を盛り上げました。
そして一通の手紙を紹介したのですが84歳のユーザーがメーカーへ出したもの。
6歳年下の妻が性行為を嫌がるようになって初めてアダルトビデオを観始め、100本ほど観たが全てつまらなかった。
しかし若林みほさん(当時神田さんの事務所に所属していた)の作品を観て素晴らしく作品が廃番になっておりレンタルビデオ屋で一年間ずっとレンタルしている。
レンタルビデオ屋に譲ってくれといっても断られたのでメーカーに在庫があれば譲ってもらえないかという内容。
無くした言えば商品代金+αで済むのに真面目なおじいちゃんなんですね。
神田さんはこの84歳のおじいちゃんの「妻に相手にされない老人がアダルトビデオを求めレンタルビデオ屋に沢山来てます」という訴えを読み、ユーザーの事を深く考えるきっかけになったという。
全体的にアダルト業界を知らない人に説明するかのようなコミカルな部分が多かったな~と思っていたらこの後の質疑応答で崩されました。

参加されていたAV男優の辻丸さんが川奈さんの配偶者でもある溜池ゴロ―監督が何故、朝日新聞の取材を拒否しているのかと質問。
(これはメーカに取材アポを取っていて溜池監督には届いていなかった為の誤解。溜池監督は5月に行われたHRNの公開検証会に登壇されています)
辻丸さんは続けて「何故、AV業界の男どもは出てこないんだ!一番AV女優を差別し蔑視しているのは業界の男達じゃないか!」と怒りを交え訴えます。
続けてNPO代表の若者が「HRNも一緒に仲良くやれば良いじゃないですか~」と若者ならでは理想論を唱えると前方のAV業界陣も一斉にブーイング!
これに川奈さんもヒートアップ!マイクの音量も大きかったですが松岡修造ばりの圧量で想いをぶつけます。
「敵はHRNではない!もっと大きな者が敵なんです。AV出演を肯定しようと決めている。社会や業界に対して自分達の声を届けたい」
熱い討論が繰り広げられました。
最後に今回のセックスワーク・サミットの参加者である71歳の鍼灸師の方と22歳大学生の感想が読み上げられ
「今まで知らない世界だったが今回の皆さんの熱い話で感動しました」とのコメントで
司会であり今回のキャスティングを担当した赤谷さんが号泣という素晴らしいエンディングで締められました。
ギャルコレはソープランド媒体ですが“おめこの汁で飯喰ってる”立場としては今回の問題は他人事ではありません。
熱い想いを持つ人達が声をあげ業界、社会をより良くしたいという動きがなければその業界は衰退してしまうと思います。
ご興味を持たれた方は是非、次回のセックスワーク・サミットに参加してみて下さい!
※写真全てホワイトハンズより
一般社団法人ホワイトハンズ
≪ギャルコレ編集部 ブランキー酒井≫

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