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こんにちは。
先日まで勤めていたお店を辞めて、三月から新しいお店へ移ります。
今回、お店を辞めた理由を赤裸々にお話すると、単純に店員さんとの相性が頗る悪かった。
理由はそれだけです。
単純な理由なのに、中身は単純では済まされない。
風俗はお客さん・女の子・店員さん。
この三つで成り立っているので、仲良く手を取り合ってやって行きたいものですが、どうにもこうにも上手くいかないものですね。
 

そんな今回は店員さん繋がりで、デリヘル時代のお話です。

デリヘルではドライバーさんの存在も大事です。
彼等の車でデリヘル嬢は彼方此方のお客さんの元へ運んでもらうのですから。
彼等がいて成り立っている、ちょっと大袈裟かもしれないけど、大事な存在には変わりありません。
そんなドライバーさん運転の移動中の車内で女の子は化粧直しをしたり、次の目的地までの間を仮眠に費やしたり、ドライバーさんとお喋りに興じたり、限られた時間の使い方は様々。
快適・安全に運転してくれるドライバーさんだと車内の雰囲気はとっても良かったです。

だけど、その反対に困ったドライバーさんもいました。
ハンドルを握ると昔を思い出すのか、現在進行形なのか、走り屋よろしく運転がスピード重視になってしまうパターン。

乗る度に私の頭の中には漫画『湾岸ミッドナイト』『頭文字Ｄ』が思い出され、
この車は悪魔のＺじゃないし、ハチロクじゃない、ただの軽だしと内心で思いつつ、
ギュルギュルギュルーとドリフト風味の音を鳴らした車内で体を左右前後に揺さぶられていました。
 

あと、人を轢いちゃうパターン。
一番アカンやつ。真夜中でも人の通りが無くならないのが東京。
なので、常に右見て左見て前方後方の安全確認は必須なのに、急いでいて注意が散漫になっていたのでしょうか。
横断歩道を渡る人に気付かなかったみたいで、ポーンと。
やっちまったら仕方が無い。
大人しく両手を上げて投降するしか術はないはずなんだけど、この時のドライバーさん一瞬だけ逃げる姿勢を見せた。
轢かれて地面を転がった人も『コイツ逃げるだろ！？』と覚ったのか、速攻で起き上がり追い掛けて来たんです。
それでドライバーさんは観念したのかな、スピードを緩めて車を停車させました。
バンバン窓ガラスを叩いて何かを喚く轢かれた人。
そりゃ騒いで当然でしょう、と同乗していた私と女の子。

結局、大事には至らなかったけど、できる事なら関わり合いたくない。
経験もしたくない。
人が轢かれる瞬間をデリヘルの車でなくとも見たくはない。

走り屋みたいなのも、いつ事故に遭うか怖いから乗りたくない。
これで事故にあった場合、お店は一切の弁償はしてくれないもの。

どんなドライバーさんがいいかって安全運転が出来る人。
道路交通法をきちんと守れる人。
すっごく最低限な条件なのに、これが出来ないドライバーさんが多かったんですよね。
そんな中で私のお気入りドライバーさんは、車内の音楽がALI PROJECTだった方。ALI様の話で盛り上がって楽しかったぁ。
安全運転だったしね。

もうデリヘルに勤める気持ちは無いけど、真夜中の東京を車で走り抜ける気持ち良さを思い出すと、またやりたいかなーなんて考えてしまいます。

告知になります。
3月7日からTokyo Bordeless TVにて私の番組が始まります。

内容は風俗から遠く離れた映画がメインとなっています。是非ぜひ見て下さい。
 

《風俗ライター 月緒-tsukio-》
東京出身
在籍した事のないのは母乳専門店のみと豪語する
各種風俗を経験した猛者。
その体験を元にライターの一面も持つ現役泡姫。
今回はギャルコレに特別寄稿。
ブログ 月緒の夜伽話
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